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嬉しいお便り

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おととし帯揚げを購入くださった方より、

とても励みになる便りが届く。

初釜にお使いになられた由。

その帯揚げは、紫染めの、失敗作だったのですが、、、、

その失敗の色身を気に入ってくださり

さらには、生地の柔らかさを喜んでいただけたご様子。

(ありがとうございます!)

 

当時使用した生地は、精練済みの一般的な丹後縮緬だったけれど

その布を、裸にする作業を施したもの。

残りのセリシンと、不純物(とても沢山ついています。油など。)を

丹念にゆっくり落としていく。

絹本来の姿の上に、染めるために。

その作業により、とろっとした縮緬生地の

本当の姿が現れてくる。

 

その作業にも限界があり、例えば

鉄分に汚染している絹は、普通の作業では裸にならない。

染めをするためには、染める前に、

その布や、糸がどんな状況なのか、きちんと鑑別できなければ始まらない。

おととしの私は、今よりずっと、この部分が甘かった。

でも、あの布は、ラッキーにも裸になったのだけれど。