Archive for the 講座 Category

水を探求する

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雨城先生がかつて、

「染めは、古代の人と同じ事をしなければならないから

大変だ、」

と、おっしゃっていました。

これは、古代の人と同じ色を染める事でもあるのですが

それは、堅牢度のために必要なことなのです。

そう言う意味で、日本の古代の技法で

植物染めをやる事に

自由度はないです。

工芸品は、同じものを扱っても

個性が出ると思われておりますが、

染めは工芸作品の創作とは異なり

染め付けることそのものは

純粋な技法なのです。

ですから、全く同じ条件の元、同じ事をして、

結果として、同じ色になる

すると、堅牢に染まっている、と言う事になります。

植物の持っている不思議な力を完全に取り出し、

完全に布に移し替える、という思想の元

行われていた染め技術は、

何時どこで完成したものなのか、

つまびらかではありませんが、

植物と、水、火、敗と酢

これだけでなしえた染めを

今も繰り返すために

私の講座では、水を知ることからはじめます。

水のことを今の人なら

あらゆる角度から知ることが出来ます。

ですが、水環境は、古代と比べて非常に悪化し、

また複雑化しています。

生き生きと、生命をはぐくむ水。

その水を得るだけでも、いまは

多くの困難を伴う時代です。

古代の人がどのように水を得ていたのか

どんな水をどのように利用してきたのか

知ることで、今を知ることもできます。

そして、生活も変わり、

いつか、生きる上での考えも変わっていく、、、

そんな生徒さんを幾人も見ています。

勿論、その一人は、自分でもあります。

 

古代と同じ日本には暮らせません。

また、今の方が、庶民にとっては遙かに

暮らしやすいのかもしれません。

生き生きと、いのちをはぐくむ水の

価値を軽視し、いまだ滾々とわき出ている

その湧き水に蓋をしてまで

水道という文明の利器の恩恵にあずかって暮らした20世紀。

ですが近年になり、

生活を振り返り、自然の恵を振り返り

蓋をされた湧き水、井戸が再び開けられた集落が出てきました。

そのような取り組みのある、現在。

私が、古代の染めについて、深入りしたのも

故有ることなのかもしれません。

日本には、ありとあらゆる所に

名水があり、また無名であっても

美しい湧き水有り、

また、飲めない水の湧く地域もあり、、、

身近な水を探求すると

違う世界が見えてくるはずです。

どうぞあなたも、、、

 

 

 

 

安曇野、冬へ

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11月3日からの安曇野スタイル終了。。。

今年は工房公開をする、ということで

掃除をして、当日は展示、それから

沢山の人とお話しを。

これが終わると、これからぐっと冷え込んで、

安曇野の杜の中は徐々に冬眠に入ります。

 

 

 

色と光

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静かな夜に不意に満月と目が合う。

もう秋も中頃、、、、。

そしてもうすぐ

毎年開催される安曇野スタイル。

今年、自宅の他に、おそばふじもり さんでも

お誘いを受けて展示と、小さなお話しをする事に。

ライヤーと言う琴の作家さんと、ろうそくの展示も。

お話しは、色と光のこと。

静かな夜に。

(静かな夜のために、今は七転八倒!)

 

公開講座 無事終了!

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安曇野スタイルショップ主催の公開講座

無事終了しました。

何が一番安堵したかというと、

当日は涼しかったこと。

(クーラーのない、町中の家の2階でしたので)

午前中はマニアックな人たちに

非常に希な濃い講座を。

午後は小学5年生もいたので、基本的な染めの講義を。

偶然、松本経済新聞の取材が当日ありました。

安曇野スタイルショップの手楽小屋講座については

記事も参考にして、中信地区の方は是非ご参加を!

同志?

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先日、日本画の古い植物顔料を調べている

お二人が、来訪され、

講義を聴いて行かれました。

日本画、修復を専門とされる女性と

そのご主人であり、博物館の学芸員をされている方。

化学分析の専門家や、もちろん美術の専門家にいたるまで

植物鉱物等、あらゆる顔料の「蛍光」や

「構造色」については

まったく問題にしてくれないとのこと。

若いお二人は、色彩の謎に迫る上で、まず

「構造色」に注目されたそうですが

私との会話の上で、「蛍光」についても

興味を持たれて、講義を聴きに来ることになったのでした。

天然の色素が放つ蛍光のことは、

有機物による色素が1000年も持つことと相まって

なかなか理解されない事柄ですが

実は日本人の色彩感覚において重要なテーマです。

構造色は構造は解明されていますが、いまだ、

モルフォチョウのきらめきは再現できていない状況です。

私の極私見では、モルフォチョウが増幅しているのは

蛍光を含む色彩だと思っています。

これが出来ていないので、

人工物では、暗い色調しか出せないのではないかと思っています。

このことに気がつき

もし目利きになれたなら、世の中の見え方ががらっと変わるはず。

若いお二人は私の同志?

がんばって目利きになって頂きたいモノです。

本日、講座日。

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今日は個人授業。

延喜式等をやろうとしていたのだが

染めなければならないものがあるというので

その話を聞き、

とりあえず染めたい染料についての

講義を中心に。

練り絹と生絹では性質が全く違うので

染料も選ぶ必要があり

染め方もだいぶ違ってくること等。

染めを心新たにもう一歩深くとなると

とてつもなく大変なことなので

それを作品作りと平行となると

私までうーんとうなってしまう。

がんばって欲しいけど挫折しない程度に

お願いします、、、。

あこがれや、、、

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あまりなにも言いたいことはなくて、

あこがれや、夢とか、夢想とか、まどろみとか

うかうかしていると、馬鹿にされそうな物について

愛着がある。

でも、古代の色染め布についてだけは意識して語りたい。

知らない人が多すぎるし

知れば古代の、日本の、見え方がそこから変わり

世界の色が違って見えるはず、、、

(伝え方が下手で、伝わっていなかったら残念だと

いつも心配だったりします)

変わった人々

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今年初めての講座。

古代の染めの初心者とおもって

軽めに軽めにと、、、思っていたが

もうすでに3回目で、

化学の世界に突入。

前田雨城理論の片鱗に触れて貰った。

しかし、私のような謎の(?)講師の授業に来る人は

古代の授業をしても

素粒子の話しをしても

ベンゼン環の話しをしても

わくわくして聞いて下さるので、

タフなのである。

初心者

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昼間は、染色の講座、

夜は、薪ストーブの火の番をしながら、

帯締め用の糸を染める。

ストーブは当たり前だが、

講座も、染めも

全て初心者のように未だ慣れない。

(誰もそう思ってはくれないかもしれないが!)

慣れないことが実は好きかもしれない。

人生、

いつでも、新しいことがある方がいいにきまっている。

さあ、明日はまた織りと格闘。。。。。

安曇野での初講座

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本日、新装開店の?講座、第1弾の

新規の方とお会いしました。

駅へ、迎えに家を出る寸前に

メールチェックをしてみたら、、、

近くのお世話になっている薪ストーブショップの

奥様から、

「染めを習いたい!」との

熱いメッセージが届いていてびっくり

移動中に携帯で

「今移動中で、これから、自宅で面談と簡単な講義をします、

ごいっしょに如何ですか?」

とお伝えすると、

早速いらしてくださいました!

2時間ぐらい、

突風のようにしゃべってしまった、、、。

悪い癖です、、、。

ところで、遠方の方は、埼玉からはるばる。

お疲れ様です!

12時34分穂高駅着でいらして、

5時40分ぐらいの特急でお帰り。

なんと調度良い!

穂高は田舎ですけど、便利、、、