12
11月
Posted in affected, 日々 | No Comments »

(写真は大阪国立民族学博物館です)
内容盛りだくさんの関西への旅に出ていました。
穂高の天蚕に関わられている京都の矢代仁様をご紹介いただいたり
着物が縁での女子夕食会で念願の顔合わせ、、また旧交をあたため
武庫川女子大のお召しの展示へお誘いいただき教授にレクチャーを受け
大阪民博のアジアの織機展覧会でも貴重なレクチャーを受け、、と
刺激の多い大変勉強になった旅でした。
その中、必ず見たかったフェルメールの
「真珠の耳飾りをつけた少女」に神戸で対面することができました。
フェルメールは、ターバンだけでなく、
この少女の顔の下地に、ラピスラズリから作った
ウルトラマリンブルーを塗ったのです。
奥行きがあり光を発する肌の色は、独特、唯一無二のもの。
当時、金と同じ値段だったラピスラズリを
ふんだんに使ったことでも知られるフェルメール。
ラピスラズリが蛍光を発していることは、最近になって知られるようになったのですが
産地によっても成分が異なるため、蛍光の色も違うのです。
フェルメールの使用したラピスは、アフガニスタンのものと、判明しているようです。
若冲も、アフガニスタン製の群青を多用した画家で、他にも何人かいるようです。
フェルメールはラピスラズリにきれいな青、という以上の何かを感じていたのではないか
なにか、書き残してはいないのでしょうか、、、

1
9月
Posted in 日々 | No Comments »
長野善光寺の近くのギャラリーでの展示に
色無地着尺の展示と色見本展示があります。
長野での展示は初めてのことです。
私のあこがれの方と同じテーブルの上に展示され
小さな夢の1つがかないました。
9月1日から10日まで ご覧頂けます。
お近くの方は、メールを頂けましたらご案内致します。
17
8月
Posted in 日々 | No Comments »
この夏がいつも通りの雷雨で終わっておくとしている。
前回の記事の後に、私にとっては大きな
偉大な人の訃報が届き
けれど夏休み、子供は毎日元気に飛び回り
その相手をすること、仕事、研究、そのほか夏ばて
オリンピック。
あまりに色々なことがありすぎ
私の頭は少々パニックになっていたかもしれない。
しかし、友遠方より来たり
世代交代のこの時代、微力ながら
出来る限りの事をやることが大事と、確認し。
地道に、心ある人と繋がりつつ
熱を込めて。
5
7月
Posted in 日々 | No Comments »
このところ、FBその他ネットで、政治を話題にする人が増えたなあ、、
と、家人につぶやいてみたら
「ああ、楽しいからね」と言う。
そう?そうなの?政治の話しをするのって、楽しいのか。
私は少し考えて
もしかすると、着物の話で盛り上がるのと
変わらないのかもしれない。と、思った。
よいこともある、だめなところもある。
でも、自分にとっての一部であるものについて、
関心のあるもの同士が語ることで、繋がること。
たしかに、楽しい。
つまり、政治が他人のものでなくなった、ってことだ。
自分の身に降りかかる問題として
また、責任を持たなくてはならない問題を含むこととして
感じられる時代になったと言う事。
そのことを、共通の話題にして、話し、
同じ意見の人たちと、緩くつながり合う。
それは、楽しい事、のひとつ、かもしれない。
でも、、、
楽しいことばかりじゃないけれどね。
11
4月
Posted in 日々, 糸と布, 色と染めのこと | No Comments »
時は過ぎゆき、色は発色してくる。
紫の布を洗う。余剰分が落ちて、したからきれいな顔が出る。
色にも顔があるね。
そして、隣では糸が裸になりつつある。
昔のように躍起になって急いで
精練したりしない私がいる。
年を取ると良いこともある気がする。
とにかく、時は過ぎゆき、過ぎゆくのです。