染めの理論という物語。

Posted on 日曜日, 1月 10th, 2010 at 11:20 PM

雨城先生に習ったことの中で、一番の衝撃は

染色原理のこと。

なにしろ、(ある意味当然だが)

染色における定説は未だ無いのだ。

それどころではない、、、

発色機構さえ、いまだにはっきりしていない。

なにしろ、つまり、本気で色についてやるならば

アインシュタインが出てこなければならない。

色は光と一体なのだ。

原子は実は光を出している(蛍光を出す)ことが

人間の手では全くの黒を生み出せない

ことにつながっていたりする。

色について探求をし始めると

物質で何?光ってなんだ?、、という

宇宙の謎に挑むことと同じ事になってしまう。

ということで、とにかく、

理論は仮説なのだ。

でも、仮説であっても、理論は大事だ。

雨城先生の理論(仮説)は私にとって衝撃だった。

そして実感したことは、

理論という物語を人は必要としている。

それがあとで間違っていたとしても

今を生きる人にとって、今通じる形で

理論になっていなければ、

私たちは、染めの今を生きることは出来ない。

昔語りでは、だめなのだ。

だから、なるべく具体的に、

染めの理論が頭と体に入っていくように

現代では化学式や、科学的説明が非常に求められると思う。

それを作り上げて下さった先生に感謝。

(それでも本当は、

草木の和魂を全て取り出して、完全に布に移す

水と火、土や風を知り、それの力を十全に用い、

その力で完全に止める

という、古代人の草木風水土に対する

感性、探求、哲学のほうが、

100倍はすごいのだが)

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