Archive for 2月, 2009

その人の色

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先日、着尺を注文いただいた方との打ち合わせ。

なのに、先日どうしても染めたくて、濡れた糸もあり。

その方は、珍しく?黄色系がとても良く似合う。

 

ただ、肌の色に合うというだけではない。

黄色系の着物を纏ったとたん、

彼女の中に隠されていた何かが

ぱーっとあたりに広がっていく。

人はそれをオーラとか、そんな風に名付けているようだ。

これは、なんなんだろう?

 

ご本人もそれを感じるらしい。

そして、色に興味を持たれ、色彩検定も受けられた。

色はやっぱり不思議。

鍋島段通

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月に一度の講座の日が、ちょうど

鍋島段通の展示会だったので急遽生徒さんを連れて

行ってきました。

ご存じない方も多いのでは。

江戸時代からの長い歴史があります。

木綿による手織り、草木による染め。

中でもやはり目を引くのが、赤の色。

これは、九州に育つ日本茜でしか染められない色。

京のお家元、井上家でおこなわれる「事始め」で

畳の上に敷き詰められているのが、この段通。

木綿は有機栽培の物だとのこと。

植物染織研究会で、佐賀県の工房の見学をさせて頂いたのですが、

工房では100年以上前の段通を数枚見ることができます。

また、段通にふれ、座ることもできます。

すばらしい柄と、技術だけでなく

木綿の通気性調湿性が、いかに日本にあっているのか実感できます。

東京でも年に2回展示があるそうですので

気になる方はお問い合わせを。

京都国立博物館

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先週の始め、京都国立博物館の

「京都御所ゆかりの至宝 ー蘇る宮廷文化の美」展

行って来ました。

 

装束の展示の中に、

「日本の美術 NO.26 服飾」でみて、興味津々だった

東山天皇御料がありました。

それはこれ↓

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この礼服は、あまりに中国風なので違和感があります。

(中国の吉祥紋様のかわいらしさは、好きですが、、、)

この礼服は、やはり唐風すぎるということで

明治維新以降は取りやめられ、大和風に戻ったということです。

御所の衣装の変遷も追いかけるとおもしろそうですが

染めの技術としてはこの御料の赤色に注目します。

 

17世紀より退色していないと思われるこの色は

やはり日本茜なのでしょう。

 

あー、今確認したら、御料の展示は今日まででした!