藍の生葉を木綿に。
草木染めの中でも、人気のひとつ、藍のいろ。
その藍を育て、夏に使って染めると空色が染まります。
この染めは、
一般には絹に染まり、木綿には染まらないとされていますが
木綿にはある意味でよく染まるのです。
確かに、木綿には、なかなか入っていきませんが、
一度染まったら抜けません。堅牢なのです。
石けんで洗濯も出来ます。
逆に、絹はすぐに色がくっつきますが、ただ染めただけですと
色褪せも早いのです。
写真の右側が木綿に藍の生葉染めをしたものです。
一日ではなく、数日かけて染めています。
(参考まで、左はゴールデンシルク(タイの黄色い絹糸)に
藍の生葉染めをしたものです。)
江戸時代の裃を染めたのが、藍の生葉だったのですが
裃は麻や木綿でした。
日本では、藍の生葉染めは、植物繊維に利用してきたのです。
着物を着る方であれば、
夏の麻の絽の半襟などがあると思います。
それを生葉で染めてみると、うっすらとですが水色に染まり始めます。
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藍の葉っぱは、プランターで育てることができます。
(育て方が必要な方は、メールでお問い合わせを。)
6月ごろの一番葉で染めてみましょう。
葉は、
冷蔵庫の野菜室で、1週間は確実に保管できます。
染めるには、
水と葉と、
アルミやステンレスボウルなどの容器を用意します。
プラスチック系の容器ですと、色がついてしまいますので
専用のものにしなければなりません。
葉の中の色素を水中に取り出すのですが
水の中で手で軽く適当にちぎり、
もむだけで色素は出てきます。
目の細かい漉し袋にいれて、揉むのも一案です。
色素は無色透明なので、染液のいろはあてになりません。
逆にあまり揉むと、不要のものも沢山出て来ますので注意。
その染液に、きれいに晒した木綿や麻を、
濡らしておき、
染液に入れて染めていきます。
特にこだわらず、ゆっくりと糸や布を泳がします。
時間も適当にやってみましょう!
染めるときの温度なども本当はいろいろ関係しますが
楽しむための染めなので、気にしないでいきましょう。
色素は、酸素や紫外線を浴びることにより
結合して発色します。
ですから、染めたら日に干す、、、といわれるのです。
しかし、曇りの日でもちゃんと発色はします。
それどころか、光のない所に干しても大丈夫です。
光に当てずに、きれいな水の中で洗ってみましょう。
水の中でも反応していきます。
染料や植物に含まれる染めに有効な成分には
光に弱い部分がありますので、
私たちのところでは、完全に乾くまでは
直射日光のあたらないところに干します。
光と色の関係は
むしろ葉にあります。
刈り取る際に、
雨が降ったり、寒い日が続いた直後では
色素の良い状態が得られないわけです。
タデ藍のなかの色素は
適温でインジゴピュア(青色発色)なのですが
高温では赤色発色する成分に変化するものが
出て来ます。
だから、日本の本当の藍色は紫に近いのですね。
古代、はなだ色(純粋なブルー)をそめるには
黄色を重ねなければならなかった訳です。
逆に低温ですと、茶色になる成分に変化する、
非常に不安定な物質なのです。

